皆様、こんにちは。 令和7年度がスタートしました。 今年度は、防衛力強化を目指した現「防衛力整備計画」の3年目の年であり、FFM3隻の建造等、官民共に多忙な年となると推察します。 連日のニュースを拝見しますと、新米国大統領のインパクトのある施策で、米海軍CNOの更迭やウクライナへの支援の見直し等、ますます安全保障環境が不安定化しているようにも思います。 また、ウクライナの状況からは、無人機の活用等新技術の台頭と戦車不足等に代表される従来型兵器の数の確保の両方への対応が必要に思えます。 前述の「防衛力整備計画」においても、USV、UUVの開発や従来型兵器である長射程ミサイルの艦載化等が記述されており、確実な対応が望まれます。一方で護衛艦・潜水艦の建造には、5年の歳月が必要であり、新規装備品の開発・制式化には、10年以上の歳月が必要です。将来を見通した、計画的な対応が必須です。 更に、少子化の影響による海自の募集難は危機的状況にあると共に、中途退職者もでていると聞いており、少人数で多様な事業に対応せざるを得ない状況であると思われ、現役諸官のご苦労を察すると共に、艦船技術会として、艦船造修に関してのバックアップをますます実施すべきとの認識を強めています。 当艦船技術会においては、最新の海外の軍事論文等についての情報も収集しておりますので活用して頂ければと思います。 また、最近の試みとして、各造修補給所等の皆さんへ「艦船技術会HP等について」と題して、HPの内容・活用方法等について紹介・説明を実施しています。希望する部隊・機関等があれば連絡をお願いします。 艦船技術会は、防衛省・海上自衛隊の職員とそのOBで構成しておりましたが、昨年度からは、艦船造修経験者の民間の方の入会も受け付けています。入会を希望される方は、事務局まで連絡をお願いします。 当面は、5月23日(金)の艦船技術会懇親会の実施に向けて計画を進めている所であり、会員の皆さまのご参加をお待ちしております。 最後に、本年度も皆様のご指導ご鞭撻を、宜しくお願い申し上げ、ご挨拶と致します。 令和7年4月1日 艦船技術会 会長 髙橋 賢悟 |
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(艦船技術会事務局)
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艦船技術会ホームページ
写真出典:海上自衛隊ホームページ
昭和46年7月防衛庁(当時)において艦船系の造修業務に従事している職員を会員とし、これらのOBを特別会員として、会員相互の親睦を図ることを目的に組織された艦船技術会(旧会)は、平成26年3月防衛省海上幕僚監部装備部の改組に伴って一旦解散し、新たに旧特別会員(OB)を運営の主体として、艦船技術の伝統の継承及び会員相互の親睦を図ることを目的とする新艦船技術会として立ち上がりました。 |
艦船技術会は、防衛省における艦船に係る造修業務の経験者及びその他本会の目的に賛同する者を会員としています。 |